中国の伝統医学

鍼

東洋医学を学ぼう

鍼灸は鍼や灸を用いて身体に刺激を与えて疲労回復や健康促進を図る中国発祥の伝統医学です。その歴史は古く、紀元前の後漢の時代まで遡る事ができます。また「伝統中国医学としての鍼灸」としてユネスコの無形文化遺産に登録されています。鍼灸ならではの利点として、西洋医学には存在しない「未病」という東洋医学の哲学的思想があります。これは鍼灸を行う事によって、未然に病気を防ぐという予防医学的な視点を指します。高齢化社会への需要は高く、近年においても盛んに研究が行われています。日本には遣隋使や遣唐使を通して大陸から伝わってきたとする説が一般的ですが、民間ではそれ以前から治療の記録が残っており、実際の伝搬はもっと早かったと言われています。その後、江戸時代になると日本独自の発展を遂げて体系化されていきます。全盲者が治療に携わるという世界でも類を見ないシステムが確立されたのも江戸時代で、現代に至る鍼灸治療の基礎が確立されました。治療を行うには専用の国家資格が必要で、鍼灸の養成学校で三年以上学ぶ事が国家資格受験要件となっています。鍼灸に特化した専門学校の他に、大学の鍼灸鍼科で単位を取得できます。資格には「はり師」と「きゆう師」の二種類があり、それぞれが鍼治療、灸治療に対応しています。鍼灸師には独立開業権が認められています。これは自身の権限で治療院を開業できる制度で、医療分野では珍しく、鍼灸師の大きな特徴と言えます。

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